赤外線ランプは意外と身近な場所にあります
赤外線ランプの相場
赤外線ランプは赤外線の放射の割合を多くしたものです。
赤外線が使われる用途は、その熱作用を利用したもので光を発せずに熱を与えることを目的として焼付け塗装や塗料の乾燥、また食品の加熱などにも使われ、日本ではこたつ用の熱源にも使われています。
基本的には赤外線は可視光線ではありませんが、作動していることを示すためわずかに発光させるといったものがほとんどです。
赤外線ランプは、機器に合わせた独自の形状のものから、一般の電球と同じ仕様のものまであります。
消費電力が大きいほど大きく熱を放射することができ、必要とされる環境に応じたものが使用されます。
赤外線電球の相場は1本あたり1,000円から4,000円程度で売られています。
電球タイプはソケットに回し込むだけで交換も簡単なメリットがあります。
消費電力は100wから500wとさまざまで熱を発するため、専用のソケットである必要があります。
また電球ごとにあらかじめ用途も決まっており、よく利用されるものは乾燥用のものです。
赤外線ランプを使用した製品ごとの違いについて
赤外線ランプを使用した暖房器具やヒーターはたくさんありますが、それぞれには違いがあります。
例えば一般家庭で広く利用されているハロゲンヒーターは従来の赤外線ランプを使用した暖房器具とは違って熱を広範囲に放出できるように内部の発熱体であるフィラメントを花巻状に加工してあります。
熱を拡散する能力が高いので広い部屋であっても満遍なく温めることが可能です。
発熱体にタングステンを使用しているヒーターは2600度の温度を放出できるようになっています。
熱を拡散する能力は低くなっていますが、近距離であれば急激に物体を温めることができるのです。
赤外線ランプの中でも石英管を使用した製品は遠赤外線なので出力は低く低寿命ではありますが非常に広範囲を暖めることができます。
以上のことから赤外線ランプを使用した製品によって熱の出力や寿命に加え、範囲なども違いがあり異なっているのでそれぞれの用途に適した製品を採用しましょう。
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